請點此欣賞此組推薦主題

藝人:Ain Soph
團員:山本要三 (guitars)
   服部眞誠 (keyboards)
   鳥垣正裕 (bass)
   名取寛 (drums)
專輯:妖精の森 (A Story of Mysterious Forest)
年份:1980
曲目:1. Crossfire
   2. Interlude I
   3. Natural Selection
   4. ブライアンスミスの主題による変奏曲 (variations on a theme by Brian Smith)
   5. 組曲: 妖精の森 (a story of mysterious forest)
       目覚め (awakening)
       密かな憧憬-微風 (longing-with the wind)
       神秘の森 (mysterious forest)
       燃ゆる想い (passion)
       深き眠り (deep sleep)
       闇夜の中で (darkness)
       小人たちの踊り (dance)
       予言者の告示[失意] (misfortune)
       神秘の森 (mysterious forest)
       目覚め (awakening)
   6. Interlude II

Ain Soph 是日本樂團,他們的樂風兼具「前衛搖滾 progressive rock」及「融合爵士 fusion jazz」,並以演奏曲為主,沒有演唱。1980年這張 A Story of Mysterious Forest 是他們的第一張專輯,爾後 Ain Soph 團員曾有幾次變動,至今樂團仍屹立在日本音樂圈,今年好像還有辦演奏會。

好啦,對 Ain Soph 的介紹完畢了!我實在也不瞭解他們,網路上能找的資料又很少。最後我會附上一篇日文的 Ain Soph 簡介,是由 Ain Soph 目前的吉他手 Yozox 撰寫的;以及一篇 A Story of Mysterious Forest 專輯的感想評論,也是日文的。懂日文的朋友就自己看吧,我也看不懂。^^

當初是在大學社團裡聽到這張 A Story of Mysterious Forest,很喜歡,對封面的神秘感也覺得很震撼。後來過了多年後,因為網路世界來臨,終於也買到這張專輯的CD,更無意中在荷蘭看到專輯封面的原畫作真跡!當然,這幅畫就是我網站的門神啦,關於這些故事以前都聊過了,請看這篇:從 Ain Soph 到 Masek。最後面我會再附上原畫作的圖片,不知 Ain Soph 為何要將原畫作左右顛倒過來?

A Story of Mysterious Forest,讚啦!就這樣。


Ain Soph  by Yozox

1970年頃、ギターのYozoxが“天地創造”として、ブリティッシュ・ブルース・ロックの日本的解釈を目標に関西/神戸で結成。地元のコンサート/学園祭などでライヴ活動をし徐々に音楽性を固める。当時、周りが目指していたブルース/ハード・ロックとは異質のブルージーな音楽性は理解者も無く、散々な状況だった。メンバー・チェンジも日常茶飯事だった73年頃、プロ・デビューの話が某プロデューサーより持ち上がり上京するも寸前、実現せずにあっけなく解散。

心機一転! 音楽性を一新すべく、難易度の高い?インスト志向に焦点を定める。その背景にはステージでの音響の不備、良い?ヴォーカリストの不在等など。キーボードをフューチャーした独特の音空間のサウンドは英国/欧州からのプログレッシヴ・ロックと見事リンクする。(単なる模倣と言う事か?)1975年頃よりメンバーは固定し、リハーサルに明け暮れプロとしての基盤?を築くが、状況は困難であった。この時期、オリジナルの楽曲が沢山出来はじめる。

しかし、当時、楽器は高かった!
Mini Moog / 600,000yen
Solina Strings / 600,000yen
Marshall Amp&Speaker (1959) Unit 3 / 600,000yen
and more.........

ライヴ・ハウスに出演するもリスナーは音楽に対しては冷酷非情な態度/認識で殆ど動員は見込めなかった。常に“ロックか?ジャズか?訳の分からない音楽”とのレッテルを貼られた。勿論、バンドの表現力/テクニックにも多々、問題はあった。私としては、英国風センス&ユーモアを根底に、日本のフィルターを通して表現すれば、出てきた音が天地創造の音であったと思う。そう、プログレッシヴと言うよりもむしろMonty Python的なのだと言いたい。

1977年末に天地創造からAin Sophに改名、更に関東へのツァー等もこなし、ようやくリスナーにも認知されるようになる。殆ど、リハーサル/ライヴと毎日忙しい日々が続く。デモ・テープも多数製作、NHKやFM東京の番組でもOn Airされる等、幾分状況も好転の兆しが見え始めた。

1978年一杯で解散。(将来に対する不安故、若さ故?)すると、それまでオファーしても全く相手にされなかった大手キング・レコードより1979年レコード・デビューの話が持ち上がる。我々の為に、色んな人が動いてくれたのに、既にもうバンドの実体は無かったのは何とも悲しかったが、そんな事は理由にならない! 今こそチャンス、そして未来は明るい! と、オリジナル・メンバーで再度、再結成を目論むがFujikawaは離脱、残念無念!

本当に、この世は何がおこるか、一寸先は闇だ。と、痛感した次第。

若手キーボード奏者のMasey Hattoriが79年夏、加入。

1980年1月録音、同年6月アルバム" A Story Of Mysterious Forest " (妖精の森)でデビュー。(初回盤はポスター付)直後、Hattori は99.99(フォー・ナイン)結成の為脱退。

またしてもバンドのバランスは崩れる。

キーボード奏者を急遽、オーディションで探すが、中々、良い人材も見つからず、81年Takashimaが決定するも2ndのデモ・テープ製作中に再び解散。

世はちょうどパンク/ニュー・ウエイヴの真只中で、Ain Sophにとっては辛い時期であった。(この後の2~3年はバンドが“鬱”の状態)

83年Yozoxはソロ・アルバムを製作、(カセットのみの販売)他のメンバーもそれぞれ、断片的ではあるがローカルなバンドで活動。Yozox, Bellaphonで活動していたドラマーのTaiquiと交流が始まり、Yozox Taiqui Bandを結成、83年よりのセッションは、Torigaki, Fujikawaが合流し、結局Ain Soph再結成に発展する。

86年3月, 2ndアルバム " Hat & Field "をキング・レコードより発売、カンタベリー色濃厚の内容と巷での評価に決して反論はしないが、私としてはこれこそMonty Python的音楽なのだと声を大にして言いたい。(音楽とユーモアは紙一重!)

Bellaphonよりキーボード奏者のKakiをゲストに迎えて86年9月、キャンディー・ホールでライヴを行う。kakiは度々ゲストで参加、BellaphonにはTorigakiがベースで参加とAin Soph ~ Bellaphonの兄弟関係?が成立。

Ain Sophは90年に再び、4人編成に戻りレコーディング、ライヴにと活発に活動。この時期にはスタジオ/ライヴ盤が多数発売される。(以下)
☆ AIN SOPH / Marine Menagerie
☆ AIN SOPH 天地創造 / スペシャル・ライヴ
☆ AIN SOPH / 過去への扉 Vol.2
☆ AIN SOPH / Quicksand Vol.3
☆ AIN SOPH / 5 or 9
☆ V.A. / 70's West Japanese Scene

94年は新録のリハーサル、そして95年1月阪神大震災に遭遇、2003年までバンドは活動停止。(一瞬にして家が崩壊する衝撃はThe Beatlesを始めて聴いた時の衝撃の比ではない!)

Taiqui、kakiが再びBellaphonで動きだし、1998年にはYozoxも合流、Taiqui、kaki、Torigaki、Yozoxのラインナップでライヴを行う。

2003年、Fujikawa宅パソコンウイルスの修復の交換条件として、バンド再結成を打診、他のメンバーも同調/承諾、6月、Ain Soph再結成に至る。(バンドの結成とは今も昔も、全く偶然の産物だ!)

2004年4月現在:AIN SOPH are
 藤川喜久男:keyboards
 鳥垣正裕:bass
 Taiqui:drums
 Yozox:guitar
guest
 長尾ひさし:flute/sax
 垣光隆:keyboards


妖精の森 (A Story of Mysterious Forest) (1980)

私が大学受験に失敗し札幌市で浪人生活を送っていた頃、私に音楽のことを教えてくれた先生がいた。同じ高校で同級生だった菊池君だ。彼はゴング、ブラッフォード、ウエザー・リポート、リー・リトナー、パット・メセニー、アルディメオラ、プリズムなど、後に私の音楽人生で大きな財産となる音楽をたくさん教えてくれた。このアイン・ソフの「妖精の森」も彼から教えてもらった素晴らしい作品のひとつだ。

初めてその音を聴いたとき、まず驚いたのがギター。山本要三という聞いたこともない無名のミュージシャンが、当時私が好きだったギタリスト、リッチー・ブラックモア、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、スティーブ・ハウ、ロバート・フリップ、アラン・ホールズワース、和田アキラ、アル・ディメオラなどと比べても全く引けを取らないどころか、それ以上のテクニックですさまじい演奏を聴かせてくれたことだ。ギターというものをこんなにも速く弾けるものなのか?一曲目の「クロスファイアー」での演奏は言葉も出ないほど驚いた。少し前にプリズムの和田アキラのギターを聴いて「日本にもこんな凄いギタリストがいたのかぁ」と感動していたのもつかの間、またひとりとんでもない日本人ギタリストに出会ってしまったのだ。あれから20年近くの時間が流れ、テクニックの優れたギタリストが数多く登場し時代を駆け抜けていった。しかし、今この「クロスファイアー」での彼の演奏を聴き返してみても、色褪せるどころか、ますますその素晴らしさを実感してしまった。時代は変わっても、これほどレベルの高い演奏はそうはないと思う。今のようにデジタル・レコーディング技術が進み、成功した演奏の部分だけを繋げて曲を完成させるのとは違って、この時代のレコーディングは一発録音。その驚きもなおさらである。(*私はどうしてもギターに話がいってしまう人間であり、話が偏りがちですが、キーボードの服部眞誠、ベースの鳥垣正裕、ドラムスの名取寛の演奏も超絶テクニックであります。本当に素晴らしい。)

話が一曲目の「クロスファイアー」に偏ってしまったが、B面の「組曲:妖精の森」のシンフォニック感も素晴らしい。美しいメロディーと複雑な構成がミックスされた大作で日本のプログレ史上最高レベルの作品である事は間違いない。プロデュースはたかみひろし氏でAin Sophの名付け親。世界の素晴らしいプログレシブ・ロック・グループを日本に紹介するだけでなく、自分たちで世界に通用するプログレ・サウンドを作りたいという彼の情熱が現れている。ドラマチックな展開に悲しげなギター・フレーズがくり返される。ここを聴くとどうしても泣きが入ってしまう、じーんと来てしまう。また、イギリスの音楽に憧れて自分のライフ・スタイルまでも英国風に変え英国人になりきろうとした山本要三。彼らの作るサウンドの端々からブリティシュのエッセンスが感じとれる。私がアイン・ソフの音をカンタベリー・ロックと呼びたいのはそこら辺からである。日本人でもやればできる、われわれに夢と勇気を与えてくれる作品でもある。もし、あなたがプログレシブ・ロックという音楽を愛し、応援しているにもかかわらず、まだこの作品に出会っていないなら、是非体験して欲しい。きっと素敵な出会いになると思う。

菊池君、あの時いろいろ教えてくれてありがとう。もし、このホームページを読んだら連絡してほしい!

Vitezlav Karel Masek (1865-1927) - The Prophetess Libusa

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